冷たい君の不器用な仮面
その瞬間
ピーポー パーポー
突然、あたりにサイレンの音があたりに鳴り響く。
……警察だ……!
その場にいた人たちが、一斉に顔を上げた。
その音を耳にした瞬間、男たちは突然焦り出す。
「誰だよ……警察呼びやがったのは……っ!」
男たちは、チッと舌打ちをして、ギロリと私たちを睨んだ。
私はそんな視線も気にせず、ユウと目を見合わせる。
レイはにっこりと笑顔を浮かべ小さく頷くと、路地裏の陰に隠れている人物に目をやった。
「マスター!ナイスです!」
ユウはその人物に向かって、大きく叫んだ。