私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)
でも、そんな都合よく行くわけもなく、琴音は眠ったまま。
風呂から出て、部屋に戻り、琴音を寝かせてしまえばまた朝の光景に戻る。
それをもう何度も、何度も繰り返してる。
覚悟は決めたつもりだった。例え琴音が寝たきりになっても、一生このままでも、責任を持って面倒を見続けると。
…でも、実際そうなってみれば、ただただひたすらに空しいだけの日々が続いて、すぐ近くにいるのに、琴音が遠くて仕方がない。
それと同時に強くなるのは、目覚めてほしい。名前を呼んでほしい。笑顔を、向けてほしいと、自分の幸せを願うことばかりで…。
どんだけ自分勝手なんだ。琴音がこうなったのは、元をたどれば自分の油断が招いたこと。
琴音自身に何の罪もないのに、どれだけ尽くしても目覚めない琴音に苛立って、幻滅さえしようとしていて。
そんな、どうしようもない自分勝手な考えに嫌気がさすばかりだ。