私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)
少しばかり残していた仕事を片付け、琴音の眠るベッドに横になる。
琴音を腕の中に収めるのはいつものこと。
そうしていると、まるで疲れて先に眠ってしまった琴音をあやしているような気持ちになるから。
それでさえも逃げていることは分かっている。でも、それだけはどうしてもやめることが出来なかった。
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「季龍さん」
あぁ、また。またこの夢か…。
白い花の中にいる琴音。呼んでも、笑ってその場から動かない琴音に次の瞬間、撃たれてしまう夢。
…でも、今日は様子が変だ。
いつもは笑ってるはずの琴音が悲しそうな顔をしてる気がする。
どう、して…?
手を伸ばしても届かない。琴音がずっと、何か言いたそうな顔で、そこに居続けていた。
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