私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)

気持ちが落ち着いて、真っ先に医者を呼んだ。でも、病院の設備のないここではやれることなんか限られているのは明白だった。

ただ、もしかしたら、目を覚まさないだけで琴音の意識はここにあるのかもしれないという、根拠もない推測だけが浮かび上がった。

でも、それだけでも俺たちの士気を上げるのには十分すぎるくらいだった。

「若!曲持ってきたっす!」

「若!琴音さんに花をー!」

「若、琴音に…」

「お前ら少しは落ち着け」

なにかをきっかけにしたら琴音が起きるんじゃないか。

そんな希望にこぞって食いついてくる組員たちの差し入れは限度を知らない。

おかげで琴音の回りには物で溢れかえってしまい、ベッドとしての役割をなくしてしまいそうだった。

「まぁま、それだけみんなここちゃんが大好きってことでいいんじゃない?俺からはこれー。めっちゃ肩凝りする枕」

「…」

信洋に至っては目を覚まさせるための道具らしい。
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