私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)
季龍さんを見つめると、興味津々といわんばかりの目を向けられる。
…逃げられない。
季龍さんから視線を外し、両手を握る。好きなタイプって、そんなのどういえばいいの?
チラッと季龍さんを見上げる。
…好きな人が目の前にいるのに、こんな質問意地悪だ。
「パス、です」
「却下」
「んな!?」
即座に跳ねのけられる退路。季龍さんは観念しろ、さっさと吐いてしまえと視線だけでも十分訴えてくるような目をしてる。
どうしよう。好きな人に、好きだって気づかれず、その人のことを伝える言葉なんてそんな簡単に思い浮かばないよ…。
「ッ…」
季龍さんの、好きなところ…。
必死に頭を動かす。好きな、とこ…。