私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)
「ッこら」
「嫌です」
季龍さんに正面から抱き着く。
捕まえててくれないなら、くっついて行くしかないもん。
季龍さんの背に回した手に力を込める。季龍さんの心臓の音が聞こえる。…少し、速いかな?
季龍さんも、少し緊張してる?そうなら、嬉しいな。
「ッ…風呂、入ってこいって言ってるだろ」
今度は両肩を掴まれて強制的に離される。散々好きにされたのに、季龍さん自分勝手すぎる!
文句を言ってやろうと顔を上げると、顔を真っ赤にさせた季龍さんの横顔が見えて思わず目を見開く。
照れてる?季龍さんが??…なんかこっちまで恥ずかしくなってきた!!
「寒いんだろ。早く入ってこい」
「…は、はい」
思わず返事をしてしまい、立ち上がる。季龍さんを見るとまだほんのり顔が赤くて、座ったままだった。
…季龍さんも、余裕なかったんだ。
そう思うと自分の行動が恥ずかしくなってきて顔が赤くなる。逃げるように足を踏み出すと、手を掴まれてその場で急停止する。