私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)
どうしてお父さんはそこまで…。
「琴葉にはいろはさんのようになってほしくない。…もし、琴葉に好きな人が出来たら、例え相手がヤクザだろうが、反対はしないと決めてたんだ」
「え゛?」
「いや、まさかでも本当にヤクザの、しかも若頭を好きになるなんてなぁ。あはは…」
本当にお父さんちょっとずれてる?
というより、なんかこっちが不安になってきた。
「なら、琴葉。琴葉の好きな人は、私が反対したくなるような、ひどい人なのか?」
「ッ違う!!季龍さんはそんな人じゃない!」
「なら、お父さんも信じるよ」
満面の笑みを浮かべたお父さんに言葉が詰まる。
…お父さんは、私を大切に信じてくれている。その信頼が心強いと同時に、その信頼に応えたいと感じた。