私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)
伸ばしてきた手が、不意に横から延びていた手に阻まれる。
「触るな」
すぐ近くで感じた怒気に身がすくみそうになる。
助けてに来てくれたのに、なんで私まで怖がってるんだろう?
間もなく抱き寄せられて、季龍さんの腕の中に収まると恐怖心が和らいだように肩の力が抜ける。
「何、彼氏気取り?…でも、邪魔するなら永塚、お前も先生に言うよ?」
お前の決まり文句は先生に言うよ、か…。
小学生か。
思わず軽蔑の目を向けてしまう。それに、季龍さんに先生に言うで脅すって…。
先生に怒られている季龍さんの姿を思い浮かべてしまい、思わず吹き出す。って、絶対季龍さん先生を威圧しちゃいそう…。
クスクス笑っていると、季龍さんに小突かれた。
見上げると、呆れたような目を向けられていた。
だって、面白くない?季龍さんが先生に怒られてる場面…。
また思い浮かべてしまって笑っていると、ため息を出した音が聞こえた。