私のご主人様Ⅴ(SS?投稿しました)

季龍さんに引っ張られたまま進んでいく。

やがて、人通りがまばらなところまで来ると、季龍さんの腕の中に閉じ込められた。

人がいないわけじゃない。

急に抱き締めあっているような状況は、視線を集めてしまい恥ずかしさで顔が熱くなる。

「っ季龍さん、見られて…」

「俺は、お前に守られなきゃいけねぇほど弱いか?」

弱々しい声に、恥ずかしさとか、周りの視線とか、気にしていたものが何もかも吹き飛んでしまった。

またやってしまった。

溢れるのは後悔だけ。
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