医者恋シリーズ 俺様ドクターのとろける独占愛


「そうか?」

「そうですよ。今だって、すごく穏やか」

「今は、それは、当たり前だろ……」

「え?」


首を傾げた私に、先生は「なんでもない」と言う。


「まぁ、『笑ってください!』なんて怒られるとか初めてだったからな。君は立派な看護師だよ、今までそんなナースとは出会ったことない」

「えっ、なんかそれ、褒められてるのかけなされてるのか、わかんないんですけど」

「いや、どう聞いても褒められてるだろ」

「そうですか? じゃあ、素直に喜んどきます、ありがとうございます」


照れ臭いのを誤魔化してにこりとする私を、天笠先生はクスッと笑う。

和やかな食事の時間はゆっくりと流れていった。

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