医者恋シリーズ 俺様ドクターのとろける独占愛
「お疲れー!」
三つのジョッキがいい音を立てて重なり合う。
一斉に口につけると、人目を気にせず三人揃って「ぷはぁー」と沁み渡った一口目に大口を開けた。
「あー! 美味しい! 仕事後の一杯って、なんでこんなに美味しいんだろ」
感動の一声を上げた雪音ちゃんは「何にする?」と、ずらずらと縦にびっしり書かれたお品書きを広げる。
横からそれを覗き込んだひまちゃんが、「ねぎまと、砂肝でしょ」と焼き鳥を選び始めた。
今日は雪音ちゃん、ひまちゃんと約束していた飲みの日。
病院近くの焼き鳥屋に集まっている。
職種はそれぞれ違うけれど、同じ歳ということもあり、最近はこうして三人で飲んだりする機会が増えているのだ。
「そうそう、芽衣子ちゃんとこの天笠先生、この間お会いしたよー」
なんの前触れもなく雪音ちゃんが天笠先生の名前を口に出して、驚いて口に入れた枝豆を飛ばしそうになってしまった。