医者恋シリーズ 俺様ドクターのとろける独占愛
「すみませんっ、お待たせして!」
いつもと違う天笠先生のギャップに緊張が高まる。
慌てて駆け寄ってきた私を見るなり、天笠先生はなぜだかクスッと笑った。
普段見ることのない砕けた反応に、初っ端から鼓動が跳ね上がってしまう。
「いや、全然待ってないから大丈夫」
そう言った天笠先生は口元を押さえてまたクスッと笑う。
「えっ、な、なんか変ですか?!」
クスクス笑われて、小走りで出てきた汗とはまた違う汗が噴き出してくる。
天笠先生は「いや、ごめん」と目尻を下げた。
「そんなに急いで来なくても大丈夫なのにって思ったら、なんかおかしくって」
「えっ、だ、だって先生の方が先にいらしてたから――」
「嬉しいけどね、俺は」
え……えぇっ?!