医者恋シリーズ 俺様ドクターのとろける独占愛


「あ、あそこです」

「おー、可愛い店だな。これは初回に白雪さんが一緒で良かった」


確かに、男性が一人で入るには勇気がいりそうな店構えだ。

しかも、売っているのは製菓材料……。

間違いなく場違いになりそうな予感しかない。

天笠先生は軽い足取りでお店の入り口へと向かっていく。

ガラス抜きの木枠のドアノブを掴むと、天笠先生は扉を大きく開いて私が入るのを待ってくれる。

「あっ、すみません」と無駄に慌てて店内へと足を踏み入れた。

中は、外観と同じくナチュラルアンティークな雰囲気で、外国の可愛い古民家のようだ。

だけど、商品はしっかりと陳列されて、お店としてしっかり機能している。

私のあとから入ってきた天笠先生は、店内を見渡しながら奥へと進んでいく。


「ああ、そうだ。今日はプライベートだから〝ちゃん付け〟で呼んでもいいかな」

< 50 / 130 >

この作品をシェア

pagetop