医者恋シリーズ 俺様ドクターのとろける独占愛


天笠先生は高校卒業後にストレートで看護学校に進学したと思ったようだ。

その場合なら、今の話を聞けば二十四歳ほどと計算するのは間違っていない。


「そっか。大分歳下だと思ったけど、そうでもなかった」


そう言った先生は「俺は今年三十三なんだけど」と付け足す。

「そうなんですね」と言いながら、心の中で指折り自分との年の差を数えていた。

密かに五個歳上なんだ、なんて思う。


「でも、介護施設で働いてたのは意外だな。どっちかっというと、子どもをみるような仕事をしてたのかと思った。保育士みたいな」

「え、そうですか?」

「子どもとの接し方とか見てると慣れてるから」

「たぶんそれは、実家にいた頃によく姉の子どもたちをみてて、それで小さな子たちと接してたからかと」


三つ歳上の姉には、小学二年生になる男の子と、保育園に通っている四歳と二歳の女の子がいる。

姉夫婦は共働きで、実家の近くに住んでいることもあり、三人の子どもたちをよく実家に預けているから、私も実家住まいの頃はよく甥と姪の面倒をみていたのだ。

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