医者恋シリーズ 俺様ドクターのとろける独占愛
「助かったよ。やっぱり、直接案内してもらうのが確実だな」
お店を出ると、天笠先生は買い物をしたクラフト紙の紙袋の中身を覗いて「買い過ぎたな」なんて苦笑する。
でも目は爛々としていて、やっぱり普段の仕事中には見られない表情だ。
「お役に立てたなら良かったです……」
「聞こうと思ってたけど、この辺りには地元?」
「いえ。看護師になってから越してきたので……まだ一年少しです」
私の実家は埼玉で、ヘルパーをしていた二十代前半や、看護学校に行っていた時代は実家に住んでいた。
看護師の資格を取ってから東京へと出てきて一人暮らしを始めたのだ。
「今の大学病院にはこの春からで、それまでは一年診療所に勤めてました」
「えっ、じゃあ、白雪ちゃんって二十……四とか?」
「いえいえ! 高校出てから介護施設でヘルパーとして働いてて、看護師学校に行ったのは二十四の時だったので、今年二十八になります」