セカンド・ファミリー(新バージョン)

慌てて服に着替えるとリビングに行った。

「すみません。寝坊しました」

ガチャッとドアを開けると

「あら、おはよう。春花。
遅いお目覚めね?」

「遅いわよ?新入りのくせに」

そこには、奥さんと杏梨ちゃんが居た。
奥さんは、料理を作っていた。

「お昼と兼用になっちゃうけど、もうすぐ
ご飯が出来るから顔を洗っていらっしゃい」

「は、はい。」

私は、戸惑いつつも言われた通りに
顔を洗いに行った。

顔を洗いながら
まだ慣れないのと不思議で仕方がなかった。

リビングに戻ると

「杏梨。もうすぐご飯が出来るから
テーブルに置いてある物を片付けなさい」

「はーい」

そう言いながら片付け始める杏梨ちゃん。
どうやら元に戻ったようだ。
顔色もいい。

< 44 / 131 >

この作品をシェア

pagetop