セカンド・ファミリー(新バージョン)
慌てて服に着替えるとリビングに行った。
「すみません。寝坊しました」
ガチャッとドアを開けると
「あら、おはよう。春花。
遅いお目覚めね?」
「遅いわよ?新入りのくせに」
そこには、奥さんと杏梨ちゃんが居た。
奥さんは、料理を作っていた。
「お昼と兼用になっちゃうけど、もうすぐ
ご飯が出来るから顔を洗っていらっしゃい」
「は、はい。」
私は、戸惑いつつも言われた通りに
顔を洗いに行った。
顔を洗いながら
まだ慣れないのと不思議で仕方がなかった。
リビングに戻ると
「杏梨。もうすぐご飯が出来るから
テーブルに置いてある物を片付けなさい」
「はーい」
そう言いながら片付け始める杏梨ちゃん。
どうやら元に戻ったようだ。
顔色もいい。