セカンド・ファミリー(新バージョン)
和也さんも家族で苦労したのだろうか?
血が繋がっていても解り合えない家族。
まるで私のことだ。
そんな家族で育った私が本当にまともな家族に
溶け込めるのだろうか?
怖い。一歩踏み込むのが……。
すると頭をポンポンと撫でてくる和也さん。
えっ……?
「ほら、もう意識している。
いいんだよ。最初は、ぎこちなくて
春花のペースでいいから。焦らなくても俺達は、
お前を置いていったりしない」
その言葉は、胸がギュッと締め付けられそうだった。
苦しくて……嬉して。
「じゃあ俺は、そろえろ寝るから
おやすみ……」
「おやすみなさい……」
和也さんは、そう言うと携帯の灰皿に
タバコを捨てると自分の部屋に入ってしまった。
胸がドキッと大きく高鳴る。