セカンド・ファミリー(新バージョン)

「どうしたの?春花。
私の顔ばかり見て……お母さんの顔に
何か付いているの?」

奥さんが私が見ていた事に気づいてしまった。

「あ、えっと……すみません。
見るつもりはなかったんですが……」

しどろもどろになっていると
クスクスと笑われてしまった。

「春花は、素直ね。
もしかして……和也の言っていた言葉を
気にしているの?」

ギクッ!!

「えっと、それは……」

「フフッ……隠す必要なんてないわよ。
事実なんだし」

「す、すみません。
あの……聞いてもいいですか?」

気になって仕方がない。
奥さんがどんな思いだったのだろうか?

「そうね……春花には、話しておいた方が
いいわよね。私ね
もう子供が産めない身体なの」

えっ!?

奥さんの言葉に驚いてしまう。
そんな私を見ながら静かに語り始める奥さん。

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