セカンド・ファミリー(新バージョン)

私が居なくなったら主人も新しい奥さんを見つけて
その人に跡継ぎを産んでもらったら
いいのではないかとかよくない事ばかり考えて

一度だけあの子が眠っているお墓の近くで死のうと
海の近くの崖まで行ったの。

そうしたら
異変に気づいていた主人……お父さんが
慌てて捜しに来てくれて止めてくれた。

そしてこう言ったの。

『養子を貰おう』って……。

『その子を自分達の子供として大切に育てよう』

私にとって……それは、小さな希望だったわ。

そして、養子を捜しに行った矢先で出会ったのが
和也だった。

私は、あの子を初めて見た時……運命を感じたわ。

主人……お父さんの若い頃に
どことなく似ていたからかも
知れないけど……とにかく。

絶対に”この子“だと思ったの。

あの子の代わりにするつもりは、一切ないけど
でもね。運命を感じた。

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