セカンド・ファミリー(新バージョン)

その光景を見ていたら何だかくすぐったくて
笑みがこぼれた。

「あら、春花。
ちゃんと笑えるのね!?」

「えっ……?」

私……笑えたの?
もう笑い方を忘れたと思っていたのに。

「本当だ。良かったな……春花」

「きっといい方向に向かっているのね。
いい事だわ」

和也さんと奥さんは、嬉しそうに微笑んでくれた。
何だか自分も嬉しくなってきた。

変わろうとしているのかも知れない。
私自身も……。

すると奥さんが

「笑うと言ったら和也も最初は、
なかなか笑ってくれなかったのよね。
本当、和也ってお父さんの昔の頃に
そっくりなのよね。」

クスクスと笑いながら言ってきた。
そういえば、さっきも同じ事を言っていた。

「子供の時も言っていたけど、俺ってそんなに
父さんに似てるかな?血が繋がっていないのに」

和也さんも不思議そうに質問をする。

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