ダメ。俺のそばにいて。
───────────……
「やだ、茉優もシフト替わりたい!」
「ダメだって、相原さんいなくなったら、またすごく混んじゃう!」
「難波くん1人だけよりも、茉優ちゃんいた方が収益もいいしね。」
「だって、茉優も星玲奈と学園祭満喫したいんだもん!」
駄々をこねる茉優の発言に、一斉に私に目が向けられる。
え、えええ………。
やっと一般公開開始からのシフトが終わって、休憩!のはずが。
案の定、控室に向かった茉優は、クラスのみんなに抜けるのを止められている状況。
正直、こればっかりは仕方ないというか…。
私が代わってあげられるようなものじゃないし…。
「有村さんっ、お願い!相原さん説得して!」
「説得って…、言われても…。」
チラッと茉優を見ると、小さな頬を膨らませて不機嫌アピール。
なに?天使?ってそうじゃなくて!