ダメ。俺のそばにいて。





「じゃあ戻るかお店!めっちゃ混んでるし!ここに長居してたら怒られそう。」



「あ、そういえば難波くんなんでここに…?シフトは次の枠の時間帯だよね?」




「厨房の子から呼ばれたんだよね。『混んでるからヘルプに来て〜』って。女の子と回ってたけど、まあいいかと思って。」




いつの間に呼んでたんだ…。



でも確かにヘルプを呼びたいくらい忙しかったけど…。



難波くんが来てくれたら、特典の写真撮影も分散されるだろうし。




「それでこっち来たら星玲奈ちゃんが変な奴らに絡まれてるから〜。ほんっと来てよかったよ。」



「こちらこそ、難波くんが来てくれて良かった。ありがとう…!」




教室へ戻る途中に難波くんにそう言われて、改めて感謝する。




難波くんってチャラチャラしたイメージだったけど、私まで見てくれるくらい周りのこと見ているだな。




「じゃあ、いっちょ稼ぎますか!」



「あははっ、お互い頑張ろうね。」



よし、私も、助けてもらった分、頑張ろう!









< 126 / 175 >

この作品をシェア

pagetop