ダメ。俺のそばにいて。




「いやだから星玲奈は、なんでそんなに俺のこと笑うの。」



「だって、この時期に、まだ自分のクラスが何やるか知らないってやばいなって思って…!」



「仕方ないじゃん、興味ないんだから。」



「いや、実行委員その気なんでしょ?絶対当日のシフトやばいことになるからね?」




私の言葉に、めちゃめちゃ嫌そうな顔した久遠くん。



その顔にもまた笑ってしまって、そんな私をパチクリと見る茉優に気付いた。




「2人、仲良いんだねぇ〜…。」



「えっ、そ、そうかな!?」



めちゃめちゃどもった!



いや別にやましいことなんてなんもないけど、あのプリンスと仲良いとか恐れ多いっていうかなんていうか!




「うん、だって星玲奈がそんなに喋ってるの珍しいもん。」



「そ、そんなことないよ。」



「ええー、茉優が何年星玲奈の幼なじみやってると思ってるの?」




両腕を組んで、ぷうっと頬を膨らませる茉優の可愛さったら本当にこの世のものとは思えない。




思わず、うっ…と言葉に詰まる私を追い込むように久遠くんが口を開く。




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