ダメ。俺のそばにいて。




「だって星玲奈、俺といるの好きなんでしょ?」



「ちょっとーーーーー!!!?」



叫んじゃったじゃん!近所迷惑!ごめんなさい!



てか、な、何言ってるの!この人!街中で!ていうか茉優の目の前で!!



ほら、茉優が驚きすぎて、くりくりの目が溢れそうだから!




「なに。さっき星玲奈が言ったんじゃん。」



「いや、そうだけどそうとは言ってないよね!?ゆったりしてるのが好きって言っただけだよね!?」



「ゆったりしてるから、癒されるんでしょ。同じだよ。」



「全然違うし、今言わなくていい!!」




もう絶対、私の顔真っ赤!!



恥ずかしすぎて、穴があったら入りたいってこのこと。




顔を両手で覆うと、久遠くんがまた楽しそうに口角をあげる。




もう、今日は久遠くんに振り回されてばっかりだ…!




< 98 / 175 >

この作品をシェア

pagetop