ダメ。俺のそばにいて。
「だって星玲奈、俺といるの好きなんでしょ?」
「ちょっとーーーーー!!!?」
叫んじゃったじゃん!近所迷惑!ごめんなさい!
てか、な、何言ってるの!この人!街中で!ていうか茉優の目の前で!!
ほら、茉優が驚きすぎて、くりくりの目が溢れそうだから!
「なに。さっき星玲奈が言ったんじゃん。」
「いや、そうだけどそうとは言ってないよね!?ゆったりしてるのが好きって言っただけだよね!?」
「ゆったりしてるから、癒されるんでしょ。同じだよ。」
「全然違うし、今言わなくていい!!」
もう絶対、私の顔真っ赤!!
恥ずかしすぎて、穴があったら入りたいってこのこと。
顔を両手で覆うと、久遠くんがまた楽しそうに口角をあげる。
もう、今日は久遠くんに振り回されてばっかりだ…!