学校一の人気者に告白されました
「これだけ仲良くすればアピールできてるだろ?俺が千衣をどれだけ好きか」



顔がかあっと熱くなった。



そういうのも含めて、さっきみたいにくっついたんだ?



「れっ、先輩どこ行ってたんすか?」



ちょうど先輩が戻ってきて、陽向くんはキョトンとしている。



「悪いな…俺、帰るわ」



「ええっ!どーしたんすか、ケガ?体調悪い?」



周りにいた全員がかなり驚いている。



「そうじゃない。山下と話したら、電話だけじゃ物足りなくなって…あっ、千衣ちゃんありがとな。おかげで復縁できた」



うわぁ、そうなんだ!



「よかったですね」



「ああ」



陽向くんは話の流れがわかってないはずなのに、なんだか満足そうに笑っている。



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