学校一の人気者に告白されました
「こんにちはー、ちょっといいですかぁ?」



へっ。



振り向くと、数人の女の子が近寄って来た。



これは…陽向くんたちを見に来ていた子だよね。



「え…なにか」



「陽向くんと付き合ってるんですか?」



うわっ…単刀直入にきた。



「あ…はい…」



否定するのも変だし、何を言われるのか分からないけど頷いた。



「あーあ、やっぱりそうなんだ!彼女だったー…ショック」



明らかにガッカリしている女の子たち。



「付き合ってどのぐらいですか?学校は陽向くんと同じ?どっちから告白したの?」



うっわぁ…矢継ぎ早に質問され、今にも逃げ出したい。



「ああっ…え、と」



「付き合いは生まれた時からだから長いよ、同じ学校で、告白は俺から」



わぁっ!



突然現れた陽向くんが、女の子たちに答えている。



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