魔法界の魔法使いには人間界の魔法使いに負ける落第生がいます

事件発生

翌日

本来であれば肝試しをする時間のはずだが、昨日の一件があったため、スポーツ施設を見て回ることに

一階に降りて、あたしたちは歩く

「はあー」

「き、昨日幽霊を見てたのね・・・・・・」

「うん、まあね・・・・・・」

お二人は、ちょびっとだけショックだったらしい。ちょびっとだけね

まあ、あたしも驚いたけど・・・・・・なんかねぇ

嫌な予感?ってのがするの

これって、魔法使いの勘?かな?

うん、そんな感じなの

なにも無ければいいけどねぇ・・・・・・と思っていた矢先

事件は起きた

「ねー、まだ帰ってこないの?結菜」

「春香と杏奈もだよ・・・・・・」

例の廊下の前で、花火(はなび)と柚子(ゆず)の二人が話していた

因みに、女子はあたし、美里、聖理奈、春香、杏奈、結菜、そして花火と柚子の8人なんだ

弥生ちゃんを含めれば9人なんだけど

で、残りの9人が男子ね。名前は省略させていただこう

で、あたしは二人に近づく

「んー?どしたの、花火」

「あ、彩音。聖理奈に美里も・・・・・・」

「どうしたの?ここは入っちゃだめなところよね?」

聖理奈と美里もやってきて、ちょっとした女子会っぽくなった

「で、どうしたの?」

「えっと・・・・・・結菜たちの班と鉢合わせして、結菜がこの廊下を進んでみるって言い出して」

「それからしばらく経つけど戻ってこないの」

ん?

ここに入ってった?
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