生意気オオカミの虜

「 あんたって可愛いー 」

「 ふざけんなっ 」



なんでだろう…

凛が私を好きだと言ってるのに女としてときめいてない。

多少のドキドキはあるにしても、ちょっと違うというか。

凛の気持ちが本気とは思えないんだろう。

私は幼馴染みだから?



「 凛、とりあえず学校戻ろ?」

「 とりあえず?」



あ…



「 お願い 」

「 送ってくれるならね 」



はぁー……

私って、甘い!



「 行こ、羽奈 」



あ~ 爽やか笑顔が…… 子憎たらしいっ



それでも凛を学校へ戻すのが大事だと、物分りいいフリして一緒に行く。

私が喋らないのを気にしながらも凛は凛のまま。



なんでかな…

私、彼氏出来ないんじゃないかな。

だって…



「 羽奈、ありがとな!」



これに弱かったりするから。

情けないと思うけど、可愛い奴って思っちゃうんだよ。

マジで彼氏、出来ないかも……


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