生意気オオカミの虜
何よ、凛… 今のはちょっと……
ううん、今のなし。
凛は高3男子なんだから、夢も希望も今から開くとこよ。
私だって、のんびりしてちゃダメだけど半分は遊んだりしたいとか、ね。
「 は~ 勉強嫌いなんだけどな 」
バイトも、頑張んなきゃ。
髪、ほんと綺麗だわ!
太陽さんみたいな美容師にはなれないけど、憧れるな~
大学に戻り、やはり視線をあちこちと感じる。
派手にやってしまった気分。
「 羽奈 」
それもこれもみんな、コイツ、頼のせいだ。
「 凛素直に学校行った?」
「 素直にね、行った。でも、この視線を回避する方法を教えてよ、あんたのせいなんだからね 」
「 あ~ ま、いいじゃん。お互いに都合いいだろ 」
都合いい?
お互いに?
はは、冗談言うな!!
「 頼、なんでモテるかさっぱりわかんないわ 」
「 羽奈、お前いつモテた?」
くーっ… あんたの話だわ!