私の進むべき所
過去を知る

いつもの日常



・・・~15年前



ここはとあるホテルの最上階。



「お父様。お誕生日おめでとう」

4歳の男の子が
1歳くらいの女の子をかかえ、
笑顔で似顔絵を書いたお手紙を渡している


「ありがとう。」

大きな手がその男の頭の上にのっかる
母はそれを見ながら微笑む。


どこからみても幸せそうな一家。



バン…バン


2発の銃声がドアの外から聞こえた


「旦那様逃げて下さい!!!」

その途端、ドアから黒い服を着た
10人くらいの男たちが入ってきた。



「一家を皆殺しにしろ!」


その合図とともに銃声がいっきに飛び交った



「怖いよ、、」


泣き叫ぶ男の子
父は必死に子供をかばおうとした。
そして、テーブルクロスの下に
子供を隠し、


「“雄也”どうか、千春を守るんだよ。」


と言い、自分も銃を取り戦った、、



……~15年後



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