絶対に守るから。
最後まで賛成していなかったのなら取り返そうと城に押し掛けてきても良いはず。なのに、取り返そうとしているという噂さえ聞いていない。噂くらい、流れても良いはずなのに。
そうだ、そうだったんだ。俺は無責任な事しか思っていなかった。素敵な笑顔を見せてくれる彼女なら幸せな家庭で幸せに暮らしてきたんだろうと勝手に決め付けていた。本当に幸せな生活を送っていたならそもそも養子になんて来るはずがないのに。
「姫・・・様・・・!」
今にも消えてしまいそうな彼女を抱き締めずにはいられなかった。自分でも何をしているんだろうって混乱している。鼓動が早くなっている事が知られてしまうって焦っている。なのに、彼女を抱き締めて離せなかった。このまま一人にしていたら太陽と一緒に消えてしまいそうで怖かったんだ。
そうだ、そうだったんだ。俺は無責任な事しか思っていなかった。素敵な笑顔を見せてくれる彼女なら幸せな家庭で幸せに暮らしてきたんだろうと勝手に決め付けていた。本当に幸せな生活を送っていたならそもそも養子になんて来るはずがないのに。
「姫・・・様・・・!」
今にも消えてしまいそうな彼女を抱き締めずにはいられなかった。自分でも何をしているんだろうって混乱している。鼓動が早くなっている事が知られてしまうって焦っている。なのに、彼女を抱き締めて離せなかった。このまま一人にしていたら太陽と一緒に消えてしまいそうで怖かったんだ。