絶対に守るから。
たぶん、家を貸せと言っておいて主人は邪魔という辺りの言葉を言われたんだろう。何にせよ、少し身勝手すぎやしないか。村の人たちを招いたのはヘゥインだそ。なぜ邪魔者扱い出来るんだ。

「エレナードがちょっとね」

「・・・ざっけんな」

「ウィル!」

は?
だってあの、ヘゥインの笑顔を見る事以外考えていないような奴だぞ。何でエレナードがヘゥインを傷付けるような事をするんだ。村の人たちと関わりすぎておかしくなったのか。ヘゥインに構うのが飽きたとでも言うのかよ。
本当は理由を聞いてから判断するなんて正気な事をしたくなかった。込み上げてくる怒りを爆発させ、耳に届かない言い訳を聞きながら殴りたかった。正気を無くして怒鳴りたかった。
< 253 / 270 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop