Deal×Love
嘘をついてしまった。

海さんには実家に帰れって言われてるのに……。

ごめんなさい、洸君……。

私はわざと貴方を傷付ける言葉を言った。

でも洸君の近くには今は居たくない。

もし今優しくされたら、凭れかかってしまいそうだから……。




私はバイトが終わり、家の扉を開ける。

「ただいま帰りました……」

玄関のセンサーライトが私を出迎えてくれたけれど、声は虚しく消えていく。

リビングに入るが中は真っ暗。

あれから海さんは家にすら帰って来てくれなくなった。

明後日からゴールデンウィーク。

バイトは全て休んだ。

でも海さんは居ない。
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