Deal×Love
「もう気付いてると思うけど、俺が君と結婚したのは、彼女と同じ状況にいる君が可哀想だと思ったから。大祖父様が早く結婚しろと言ってたのもあるけど、一番の理由は彼女が先に結婚していくのを見ているのが苦しかったから……。だから君を助けると言うのを口実にして、君を利用した……」

やっぱり思ってた通りだった。


「君に冷たい態度を取った理由は中途半端に優しくして君に期待を持たせなくなかった。でもこの状況を作ったのは俺だから、今は卑劣すぎたと反省してる。本当にごめん……」

海さんは歯痒そうな顔で全てを話してくれた。


初めて聞いた彼の本心。
内容は嬉しいことではないが、話してくれたことに嬉しくなる。


「私も海さんを利用しましたから、気にしないで下さい」

彼が気に病まないように笑顔で返すと、海さんの眉が更に下がる。


「君は優しすぎる」


え?
私が優しい?

そんなわけない……
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