Deal×Love
「パンフ貰ったので分かります。後は任せて下さーい」

そのニヤニヤ顔のまま、パンフをヒラヒラさせて海さんに返したアリサ。

「ありがとう。じゃ宜しく」

アリサにそう返すと、

「え?海さん?」

何故か突然私の手を引っ張る海さん。

その時、先程立ち上がらせてくれた時から手が繋がれっぱなしだったことに今更気付く私。

「じゃ~ね~、椿~!」

後ろを振り向くと手を振っているアリサ。

「え?え?」

未だに状況が掴めない私は引っ張られながら前と後ろを交互に見るしか出来ない。

「行こう」

人混みを掻き分けてずんずん進んでいく海さん。

「海さん、何処に行くんですか!?ホーンテッドマンションに行くんじゃないんですか!?何でアリサを置いて行くんですか!?」

戸惑いながら背中に問い掛けると、海さんは止まってくれた。
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