Deal×Love
「あとは突然名字が変わると手続きなり大変だろうし、それに結婚してるなんてバレたら君も恋愛すら出来ないだろうから、旧姓のままで居る方が良いんじゃないか?」

「分かりました」

「家政婦はどうした?」

「明日から来てもらうようにしています」

だって普通の新婚さんなら、初日から家政婦に来てもらうなんてしないでしょ。

「じゃあ夜御飯も外に行こうか」

「はい」

「また夕方に声を掛けるよ。俺は部屋で少し仕事をしてるから部屋を確認して」

「分かりました」


海さんが部屋から出て行くと私は言われた通り、これから住む部屋の確認をすることしにした。
と言っても、お風呂とトイレの確認をしたくらいですぐ終わってしまった。
部屋はあと二つ付いていたけれど、使うことも無いだろうな。

呼ばれるまで部屋で適当に過ごそう。
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