Deal×Love
「妥協点をつけるならば……髭だな……」

「そこを妥協してもいないよ」

私が冷めた目でバッサリ返すと、アリサはハッとして手をポンと叩いた。

「分かったわ!私は外見に捉われすぎなのね!」

「うん。確実に」

分かってくれましたか。

「ちょっともう一回物色してくる!椿は!?」

「私は休憩する」


アリサはいなくなってしまって私は一人。
周りはガヤガヤ賑わっている中、やることのない私は隅っこで一人、不思議な庶民の料理を摘まむことに。


「これ、何かしらね……」

丸くて、ソースとマヨネーズと鰹節かしら。
それらがかかってる未知の食べ物を私は眺める。


「たこ焼きを知らないのか?」


え?
< 79 / 424 >

この作品をシェア

pagetop