Deal×Love
焦って辺りを見渡すと、ベッドの端に丁寧に私の服が畳まれて置いてあるのが見えた。

私はソロリとベッドから降りると服を掴んで、忍び足でその部屋から出た。

出た先の部屋で人が居ないことを確認すると急いで服を着た。
着ると慌てて部屋を見渡した。
鞄を探すため。

私の部屋よりも小さな部屋。
狭い空間にテレビと小さなローテーブル、奥のはもしかして台所?
近付いて確認すると小さなシンクにコンロが二つ。
こんな狭い空間にキッチンとダイニングとリビングが?
少女漫画で見たことがあったけれど、庶民は本当にこんな家に住んでいるとは。
というか、彼一人で住んでいるのかしら。
と考えた私はハッとする。

御家族も住んでいて、御対面になったら大変だ!
早く帰ろう!

焦りながら部屋を見渡すと、扉は出てきた部屋とキッチン横のもう一つしか確認出来ない。

あ、私の鞄!

その時、キッチン横に私の鞄を発見。
私は鞄を掴み、そのままそこの扉を開けた。
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