Deal×Love
その扉の奥に私の靴を見つけ、履くとゆっくり扉を開けた。

やった!外に出れた!

外は肌寒かったが、気にもせずに細い廊下を走って階段を下りた。
振り返ってみると二階建ての小さなアパートのようだ。

私は辺りを見渡す。
見覚えのない場所。
私はとりあえずアパートに背を向けてダッシュした。
百メートル程走った所で携帯を見ると朝の六時前。
携帯はアリサからメールと電話の嵐だったが……

「園田さん!迎えに来て下さい!え?此処ですか!?何処だか分かりませんっ!!」

アリサは後回しにして運転手に電話した。
まずはこの辺りから離れることが先決だ。

大パニックの私は園田さんに言われるがまま電信柱を探し、電信柱に書いてあった住所を伝えた。
園田さんはすぐに迎えに来てくれた。
車に乗り込むと頭痛が襲ってきて、そういえば頭が痛かったと思い出して頭を抱えた。
< 85 / 424 >

この作品をシェア

pagetop