恋愛相談
私はその苦しさを誤魔化すように、慌ててお皿を運ぼうとする。
高田羽流。彼は恋愛相談のときによく名前が出る、クラスでもかなりモテる人。
「んっ」
羽流が私の後ろに回って、手を差し出した。
「やる。重いでしょ」
ドキンと胸が高鳴った。
「だ、大丈夫だよ、これくらい」
「いいから」
そう言ってそっと皿を持っていく。
「…ありがと」
まだドキドキしてる。私、女の子扱いしてもらえたのかな。
私は、見ているだけの恋をしている。
恋愛相談をしているのに。本当はアドバイスする資格なんてないのに。
こんな自分が嫌だ。