2番目に君を、愛してる。
なんとなく気まずいまま家に入る。
新藤さんはアクセサリーとコップの入った紙袋を最後まで運んでくれて、そっと机の上に置いた。
「まだ怒ってる?」
「いえ、ただびっくりしただけです」
「同じようなシチュエーションになった時の参考にしてよ」
「……」
せっかくの楽しい時間だったのに。
新藤さんのことも好きなりかけてたのに。
悔しい。
「もし私が、ほ、ホテルに行くと頷いたら新藤さんはどうしたんですか?あなたから誘っておいてまさか逃げるなんてことはないですよね?」
気付いたら、挑発的な言葉を投げつけていた。
そもそも発端が、彼は免許証を盗み見た自分の行いからだということも、混乱した頭からすっかり抜けてしまっていた。
私は兄譲りの負けず嫌いだ。
「どうするもなにも、」
新藤さんは紙袋を開いて、ネックレスの入った黒い箱を取り出した。