2番目に君を、愛してる。

「お前らが出逢って3ヶ月か、早いなぁ」


バイト帰りにスーパーで大量のお肉とお野菜を買い、鍋パーティーをすることになった。

今日も新藤さんは私に1円も出させてはくれなかったけれど。



「早すぎですよ!」

「上手くいっているようで良かった」


私たちのことを気にかけてくれていた美崎さんを招いて、3人で鍋を囲む。

久しぶりに会う美崎さんの明るさは食卓に笑いを誘った。


美崎さんが関わった事件の話を面白おかしく話してくれて、新藤さんもたくさん笑っていた。



「いっぱい食べな」

美崎さんは自分は鍋奉行だからと、野菜を入れたり絶妙なタイミングでお肉をよそってくれた。


「ありがとうございます…みんなでお鍋を囲う食卓にずっと憧れていたんです。うちは両親ともに仕事中心で兄は塾やバイトが忙しくて、食事はほとんどひとりでした…だから今日はとても楽しいです」


「じゃぁ新藤と一緒に毎日、ご飯食べれて良かったね」


「はい!」


「いっそ、新藤と結婚したら?」


はい?


「良い家庭になるんじゃない?こいつは仕事を言い訳にして、家族の時間を削るような奴じゃないから」


美崎さんの発言に、新藤さんと顔を見合わせた。


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