2番目に君を、愛してる。

その日、美崎さんは泊まっていった。

ひとつの布団に美崎さんと新藤さんと眠ることになったが、美崎さんの寝相は凄まじかった。


「痛っ」

「どうしました?」

「美崎の肘がアゴにあたったよ」


暗闇で新藤さんが笑った気配がした。


「新藤さん、もう少しこっちに来てください」


枕を端に寄せる。

2人で1枚の布団に入るより、3人で2枚使う方が広いだろう。


「大丈夫だよ」

「遠慮しないでください」


手を伸ばして新藤さんの腕を掴み、ぐいぐいと引っ張る。


「…困ったな」

「早く寝ましょう」


「お姉さん、近いよー」
美崎さんの寝言が聞こえる。


「良い夢、見てるんですね」

「はぁ」

なかなか新藤さんが移動しようとしないので、さらに腕を引っ張る。


「新藤さん、お酒飲まれなかったですね」

代わりに美崎さんが全て飲んでいて、ろれつが回らなくなり、酔いつぶれた。


「そうだね…お邪魔します」


新藤さんの気配が近付く。


「どうぞどうぞ」


彼を布団に招き入れる。

よく兄に添い寝をしてもらっていたことを思い出した。

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