2番目に君を、愛してる。

昨日きちんと理解したはずの問題であるはすがペンが進まない。


「俺の言い方が悪かったかな?」


「その話はもういいです。勉強に集中します」


「なっちゃん」


力を入れて握りしめていたペンが、新藤さんの手によって離れていく。

ほんの一瞬だけ触れ合った手と手。


ペンを私から奪った新藤さんの視線を感じるが顔を上げてやるもんか。


「俺が君を巻き込んだせいで、君のやりたいことや夢が実現できないことを、俺は恐れているんだ」


新藤さんは冷静だった。


「俺が君と関わることで、君にとってマイナスに働くことは本望ではないよ」


「マイナスって?私、青山先生と出掛けたいって言いました?あの人は平気で生徒に手を出す人ですよ?この間なんてキスされそうになりましたし」


感情的に特に考えもせずに並べただけの言葉。


落ち着け、私…。
新藤さんと喧嘩をしたいわけでないでしょ。


「……キスって?」


しまった、そう思って顔を上げれば
にこりともしない新藤さんと目が合った。

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