2番目に君を、愛してる。

誰に対する説明なのか、口からフォローが飛び出す。


「生徒と同じ目線に立ってくれる人で。放課後に生徒とカラオケなんて珍しくもないんです」


「そうなんだ」


「昨日の考え方ですよね」


付箋を剥がしてプリントと向き合う。




「ーー行って来たら?」




「え?」


「人が多いところなら安全だし、大人が側にいたら奴らも手出しはしないだろう。暗くなる前に戻るという約束なら許可できるよ」


「……」


許可、なんて。
保護者みたいなこと言うんですね。


「気分転換も必要だろう」


あなたが24時間、護ってくれるものだと思ってた。それを事情も知らない担任の先生に委ねるんだね。


私のいない間に、あなたはまた出掛けるのだろうか。



お墓参りのことを結局なにも聞けなかったことへの不安も合わさってネガティブな思考になる。


私のためなんて言っておいて、本当はーー


「新藤さんにも気分転換は必要ですよね。私といたらできないこともありますし」


プリントを凝視しながら言う。

なんて子供っぽい発言だろうと内心、情けなくなった。

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