2番目に君を、愛してる。
"彼女気分"ってどういうこと?
ホンモノの彼女ではないけど、雰囲気だけ味わったら?ってことなのかな。
「難しく考えることはないよ。それとも俺が彼氏で不満かな?」
「不満なことはないですけど。上手く丸め込まれているようで……」
これじゃぁ計画通りでない。
私のお金でゆっくりしてもらう予定だった。
「その代わりプランは君に任せるよ」
「どうしてあなたはそうやって私を甘やかすんですか?」
「俺が甘やかしたいからね」
「彼女というか妹みたいですね」
「そう?どっちでもいいけどね」
私にとっては意味は大きく異なるんたけど。
もう反論を聞く気はないようで、新藤さんはペンを返してくれた。
それから深夜までみっちり勉強を教わった。
言い方は荒くはないし、苛立つ様子もないが、正解するまで何度も類似問題を解かされた。
「次の定期考査でどれくらい採れそう?」
「…学年10位を目指してます。前回は13位だったので」
高望みかもしれないけれど、勉強して後悔することはないと信じたい。それが祖父へ借金を返す近道だろう。
「オーケー。それじゃぁ10位以内に入ったら出掛けることにしよう」
「え?」
飴とムチ。
新藤さんは甘いだけの人ではありませんでした…。