2番目に君を、愛してる。

クシで整えながら乾かせば、元々柔らかい髪質のようですぐにサラサラになった。

指通りが気持ちいい。


「終わりました。なにか温かい飲み物淹れますね。リクエストありますか?」

紅茶なら結構種類はあるが、怪我人に適していない気がする。


「ありがとう。とても温かくなった」


髪を触りながら、それはそれは優しい笑顔を浮かべてお礼を言われた。

見惚れてしまう…。


「部屋の暖房上げますか?寒くないですか?」


「おかげさまで適温です」


それなら良かった。
彼の身体に毛布をそっとかけて、立ち上がる。


「ほうじ茶にしますか?」

「…お言葉に甘えて、頂きます」


もう彼が遠慮しなかったので、ホッとした。
もしも風の強い外へ再び彼が出ようとするなら、全力で止めてやる。
その傷口を叩いてでも、止めなくちゃ。


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