2番目に君を、愛してる。
「美崎、余計なこと言うな」
「なんで?この子には知る権利があると思うよ?お前が巻き込んだのだから、彼女の有無くらい教えてもよくない?」
少し強めの口調で咎めるが、さらりと交わした美崎さんは情報を付け足した。
「昨夜一言、別れようと新藤から一方的に電話貰って、それで終わりだって。そんで俺は朝一、その元カノからの愚痴を聞いた後、"アタシやっぱり、美崎くんが好き。付き合わない?"って言われたんだよねー笑えるっしょ」
「それは笑えるね」
新藤さんは傷付いた様子もなく淡々としていた。
フラれた翌日に別の人に告白したってこと?
新藤さんのこと、そんなに好きじゃなかったのかな。
「…私にはよく分からないんですけど。恋愛ってそんなものですか?」
「そうだねー、純愛なんてないね。好きよりも自分の利益になるか、どうかだから」
そうなんだ。
そんなものか。
「なっちゃんはまだ高校生なんだし、良い恋してね」
ん?
"なっちゃん"
ーー久々にそう呼ばれたな。