2番目に君を、愛してる。

美崎さんと視線が絡む。

しかし運転のためにすぐに美崎さんが視線を前に戻してくれたので、ホッとした。

同情の視線には慣れているが、甘い言葉は言われたことがない。

からかわれているのだろう。
それとも元気づけてくれてる?


「私、兄よりカッコいい男性でないと、好きになれる自信ないんですけど」


「…ブラコン?」


「まぁ、そういうことです」


「え?俺よりイケメンね〜」


ミラー越しに新藤さんをちらりと見るが、既に視線は新聞に戻っていた。


「今まで恋したことないの?」


「…ないですね」


いつも近くに兄がいた。

他の男の人と一緒にいるより、兄といる方が何倍も楽しい。


「なっちゃんの1番は兄貴か」


美崎さんの言葉に頷いた。

寂しい時も苦しい時も、兄とともに乗り越えてきたんだ。

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