お見合いから始まる恋→結婚
「確かに私は一瞬佳人さんに心が揺らいだわ。でもすぐに尚登に戻ろうとしたじゃない。あのまま結婚をしていたら…。」

璃子さんはにこりと尚登に笑いかけた。

「私達、きっとうまくいっていたわ。」

するとお兄さんが言った。

「そうだよ。尚登があまりに潔癖すぎるから。」

この人達…、絶対おかしい。

私はお兄さんと璃子さんを交互に見た。

人間としての常識が欠けているような気がする。

そして私は尚登の方を見た。

さっきまで表情を出さない人だと思っていたのに…。

尚登は明らかに動揺していた。

まるで尚登一人が悪いかのように、責められているように感じる。

「お兄さん、璃子さん、尚登の過去の事はどうでも良いんです。」

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